『DOOR』
COEIROINK
私の音声に合わせ画面をスクロールすれば
画像を見ながら説明が聞けるよ。
何もないところにポツンとドアがあったら。。
国内にも数か所そういった場所があるようです。砂浜になぜかポツンと佇むドア。本来ないものがそこにあるという珍しさに「なんだろう」と、大半の方は見入ってしまい手元にあるレンズをつい向けてしまうかもしれません。
『DOOR』は、そんなドアをドールサイズにスケールダウンし、ドールオーナー様に気軽に楽しんで頂きたい。いろんなドア×ドールの作品がみてみたい。そんな筆者の想いから開発されました。
それでは、『DOOR』を少しだけ紹介させて頂きます。
『DOOR』は、一般的な人用ドアの凡そ1/3スケールで設計されています。
マイナス要素に聞こえてしまう、この「凡そ」という言葉ですが、実はこれがとても重要なんです。メーカが手掛けるドールの多くは、理想を具現化したスタイルを用いているということもあり、スーパーモデルの様なシルエットが殆どだと思います。
そのスーパーモデルのドールが一般的な人用ドアを忠実にスケールダウンしたドアを前に立つと、ドアに対して明らかにドールが巨人化して見えてしまいます。それもそのはず、1/3スケールのドールは60㎝程度が多く、人に換算すれば約180㎝。そこに靴やヒール付きのブーツなどを履くわけですから、190㎝オーバーのスーパーモデルになってしまう訳です。男性モデルのドールならまだよいのですが、女性モデルですとちょっと大きめですよね。
『DOOR』は、55㎝~60㎝程度のドールに合わせサイズ調整を行っています。ドアとドールのスケール感に気を配り、ドールが大きく見えすぎない様に配慮。また、今回リリースのTypeAには窓がある為、ドアの窓越しに見えるドールの身長をも考慮し設計されています。
dolFun!の商品すべてに言える拘りは、この「凡そ」あってこそのリアリティなのです。
木材は気温や湿気の変化で反りや伸縮が起こってしまいます。特にドアなどの開閉機構を備えていると、反りや伸縮の都合上建付けが悪くなることもあります。
この現象は一般的な木製ドアでもあることで、ある程度は仕方ないことでもあります。それもまた味があると言いながらドアを掴んで「ふんっ!」と無理やり建付けを直す職人さんを見ることもあります(笑
『DOOR』も主に木製となりますので、この摂理に逆らうことはできないのですが、可能な限り建付けが悪くならない様、使用する金具にも気を使っています。コストはかかるのですが、ヒンジやラッチも国内メーカーのものを使用し、強度・耐久性という安心感をセットしています。
『DOOR』TypeAには窓がセットされていますが、持ち運びを考慮し、割れにくく透明度の高いアクリルを使用しています。これによりガラスの割れを心配せず気軽に扱うことが可能です。
TypeAではアクリルの取り外しができる設計となっており、裏のネジ3本を緩め一部の枠を外すことでユーザー様ご自身で色変えや模様変更も可能となっています。
『DOOR』を商品化する上での拘りの一つとして、台座の存在があります。
ドアを開閉しても倒れず、美観を損ねないサイズに拘り制作。この台座を設けることでドアだけで自立し背景やオブジェとして完結します。また、台座は裏のネジ2本を緩めることで取り外しができます。これにより、台座を外した『DOOR』を壁に沿わせ立てかけるだけでドア付きの素敵な壁背景が簡単に出来上がります。
拘りやDIY力のある方は、壁にドア外枠外周のサイズに穴を空ければ、ドア開閉時に奥行のある空間を作り出すことも可能です。ドールライフが無限に広がりますね。
『DOOR』に合わせ背景壁を制作してみましたので、興味ある方は下の動画を閲覧してみてください。
※音量にお気を付けください。
如何でしたでしょうか。
今回は『DOOR』の魅力を筆者なりに伝えてみました。皆様のアイデアならもっともっと素敵な作品になると思います。貴方だけの『DOOR』×ドールの世界を是非創造してみてください。きっと素敵なドールライフが扉開くことでしょう。